2022年9月11日日曜日

合唱の本番



9月4日は「そうま地方合唱を楽しむ会」、
相馬エスポワール合唱団がいよいよ舞台に立つ日でした。

私は恐らく一昨年前から団の指導に関わっているのですが、私にとっての団との本番は、だいぶ以前に一度相馬市民会館での発表の場で指揮をしたきりで、その後コロナ問題が始まり、稽古が始まりかけては休みになったりでした。そして、ここ数か月やっと続いてきたところです。それも、コロナの長いお休み期間に女声と男声が完全に分裂し😓、仕切り直して、まずは女声のみだったところ、かなり最近になってようやく男声が数人加わったところです。

4ヶ月ほど前だったかと思いますが、9月のこの合唱発表会に参加したいとの申し出が団からあり、練習回数を数えるとそう多くはないよ!と焦る気持ちがありながらも、「いのちの歌」「スタンド・アローン」の2曲に取り組んで来ました。今のメンバーになってからの初めての本番なので選曲も結構悩みました。

私は月に2回指導するのですが、しかし、発表会に出ると決めた時から、自宅練習の為に練習用のCDも作り、また、団が進んでピアノの三森先生に毎週来てもらう!と手配し、私が不在の練習でも三森先生にも指導していただいていました。気が付けば、めきめき曲想が良くなってきて、そして、歌いながら「この2曲はとても良い曲だね」という声が団のあちこちから聞こえてきたのはとても大きな喜びでした。

いよいよ9/4のその日、私は岩沼駅から8時過ぎに相馬に到着する電車で向かい、そこから団員さんの車で小高の浮島文化会館まで乗せていただきました。

会館ではまず団の皆さんと発声練習→そして、ステージリハーサル。ステージリハーサルから、他の団体さんの演奏も聴くことが出来ました。 (全部で9団体)

ベテランの先生の指揮の美しさ、無駄の無さ、柔らかさにはすっかり見入ってしまいました。本当に魔法のようで、声を解放させてくれて、それでいて細かいところまで行き渡っている、そんな事を感じながら歌を聴きました。

他の団体の演奏を聴く事はとても良い刺激と発見になりました。それに、ここ3年はこの発表会がストップしていたそうですが、それまでは毎年開催されていたそうで、そして、元々のエスポワール合唱団も毎年参加していたとの事。それを聞き、皆さんが歌いたい気持ち、これまでどんな風に歌ってきたか、をほんの少し覗けたような気がして嬉しくなりました。

ある団員さんは笑顔を浮かべながら私に話してくださいました。歌いに来ると日常抱える様々な困難もその時だけは忘れている、とても楽しみにして練習に足を運ぶ、と。
その話に、自分の役割の大切さを改めてひしひしと感じずにはいられませんでした。

エスポワールの「命の歌」「スタンドアローン」
それぞれの曲のメッセージが良く伝わってきて、今までで一番まとまりがありました。

また次に向けて、皆さんが良い時間を過ごせるように、プランを練っていきたいです。
素敵な一日に感謝。





 

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