2023年1月9日月曜日

言葉たち




一昨日、在来線で移動中
走っている電車の窓から撮りました。
白石の辺り。
ハクチョウの群れに
ドキドキしながら。




今日も一日事務作業でした。
…明後日が実績報告の提出期限だけど、資料の整理を手伝ってくれている父は
絶対に明日中に出そうねと言い張っています。
父に、そこまでやらなくても良いと言っても、
頼まれたら、或いは引き受けたら、中途半端には出来ない性分で、
人にも手伝わせません。
勿論、私は私で分担作業をしており、
細かいチェックや書き足すことはまだあり、
睡眠時間はまた削らなきゃならなそうだけども、
見通しは立っています。


ずっとPCに向かっていると腰が痛くなりました。

そして時々は集中力が続かなくなり、ちょっとよそ見をしてしまいます。


随分昔、ドイツにいた頃、
落ち込んだり、色々な想いに耽ったりしていた時に
気に入った詩や言葉を書き留めていました。
その一部ではありますが、あるところにメモしてあったのをこちらに移します。

詩や言葉は、
自分のその時々の状態で心への響き方も変わってくるとは思いますが
また読み返してみたいと思うこともありますね。


Lieblingszitate

Willst du dir ein hübsch Leben zimmern,
Mußt dich um's Vergangne nicht bekümmern;
Das Wenigste muß dich verdrießen;
Mußt stets die Gegenwart genießen,
Besonders keinen Menschen hassen
Und die Zukunft Gott überlassen.
"Lebensregel (1815)" -Johann Wolfgang von Goethe


I got the blues thinking of the future, so I left off and made some marmalade. It's amazing how it cheers one up to shred oranges and scrub the floor.
David Herbert Richards Lawrence


Gesunder Menschenverstand: eigentlich nur eine Anhäufung von Vorurteilen, die man bis zum 18. Lebensjahr erworben hat.
Albert Einstein


Love does not consist in gazing at each other but in looking outward together in the same direction.
“Wind, Sand and Stars”
Antoine de Saint-Exupéry

Hugo von Hofmansthal(„der Rosenkavalier“)
...Leicht will ich’s machen dir und mir. Leicht muss man sein, mit leichtem Herz und leichten Händen halten und nehmen, halten und lassen...



Morgenstund' hat Gold im Mund
早起きは三文の徳



- 島田洋七『佐賀のがばいばあちゃん』より -

「暑い」「寒い」とうるさく言うな。夏は冬に感謝し、冬は夏に感謝しんしゃい。


人がこけたら笑え。自分がこけたらもっと笑え。人はみんな、滑稽だから。生きていることが面白い。なりふりかまうより、工夫してみろ。


世の中には、病気で死にたくない人がいっぱいおるのに、自殺なんて贅沢だ。


人に気づかれないのが本当の優しさ、本当の親切。


「ばあちゃん、英語なんかさっぱり分からん」
「じゃあ、答案用紙に『私は日本人です』って書いとけ」
「漢字も苦手で・・・」
「『僕はひらがなとカタカナで生きていきます』って書いとけ」
「歴史も嫌いでなあ」
「歴史もできんと。『過去にはこだわりません』って買いとけ」


人間は死ぬまで夢をもて。その夢が叶わなくても、しょせん夢だから。




*祝婚歌 吉野弘

二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと気付いているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで
疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい
立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には
色目を使わず
ゆったり ゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で 風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと 胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そして
なぜ胸が熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい


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