2020年5月29日金曜日

シジュウカラ日記



このところ白河宅ではシジュウカラ(四十雀)の観察に夢中。

父が、4月の半ばに庭に巣箱を設置。
父曰く、巣箱を固定している段階でもうシジュウカラが興味を持って見に来ていたと!?(本当か!?…以前にも数回、庭でシジュウカラが巣立ったのだ、と自慢げな父)
本当に目を付けていたのか、巣箱を設置してすぐ、シジュウカラが巣箱を覗きに来ました!
巣箱の入り口を嘴でコツコツしたり。
そのうちに、おが屑のようなものを運んでくるようになったり。

シジュウカラの姿を見るたびドキドキ。

小さくて華憐なシジュウカラ。
体重は11g~20gくらいしかないらしい(お料理で、大匙一杯くらい…)。
丸い黒い瞳。全体にグレーの羽だけれど、首の後ろ側には薄い緑色も入っている。
頭には黒いベレー帽を被っているよう。
ほっぺは真っ白、そして真っ白の首からお腹に掛けては縦に黒いネクタイのような筋がある。オスはその幅が太く、雌のは細い。

ところが、しばらくすると急に静まり返って、あまり姿が見えなくなった時期があった。
あ~、気が変わっちゃったのかな…と、淋しく思っていたのですが…
ある日の夕方18時過ぎに庭にふっと現れ!…そして、おもむろに巣箱に!
えっ!と思い、30分近く眺めていました😅(暇人…)
結局、暗くなってもそのまま出てこなかったので、夜に巣箱を寝ぐらにしている可能性あり!と。(どうやらシジュウカラは、巣箱を巣とする以外にも、夜の間の寝床として使う場合もあるそうだ)

その後も数日、ほとんど動きが見えなかったのだけれど、ある朝から急に、2羽(つがい)で巣箱を行き来するのを見るようになり!(それに気付いた時には興奮しました😍!)

…結論からして、静かだった時期は、卵を産んだり温めたりしていたのでしょう。

今や、シジュウカラ夫婦は代わる代わる飛び回っています。
大きな毛虫をブラーンとくわえて飛んできたり、巣から雛の白いフンをくわえて出てきたり、🚀ロケットのような勢いで行き来しています。
親鳥が巣箱に入ると、雛のピーピーという細い声が外にまで聞こえてくるようになりました。生命の営みを目の当たりにするのは実に感動します。

雛のフンと言っても、本当に真っ白で、天気の良いには遠目にもピカピカ光って見える。なんでもシジュウカラは、フンを外に運び出す事で巣を綺麗に保ち、匂いで天敵に見つけられないようにする為もあるのだとか。(全部、ネットで読みかじった情報ですが)フンも、巣からある程度離れたところまで運ぶとか。

最近、スズメが巣箱に興味を持ってしまったようで度々やってきては、とうとう巣箱の穴を覗いたりしていました。
そんな時のシジュウカラはけたたましく叫びます。
チ!シャカシャカシャカシャカ!!(あっち行け!…と聞こえる😅)

スズメはシジュウカラより身体が一回り大きいのです。
巣箱を作る際、シジュウカラの為としては巣穴の直径を27~28mmまでにする事とありました。それ以上だと、スズメやヤマガラが入ってきてしまう事になるのだそうです。
巣穴のサイズは27.5~28mmに調整してあるはずですが、時に、スズメが乱暴に、雛をくわえて外に引っ張りだしてしまう事もあるとか…。
シジュウカラにとってはスズメは天敵なのだと知りました。
元々、スズメも可愛くて好きな私ですが、シジュウカラの家族を邪魔するような事はして欲しくないです。

今ではすっかり、シジュウカラの鳴き声を聞き取れるようになりました。笑
シジュウカラは、何種類もの鳴き声を場合に応じて使い分けるので有名な鳥なのだと知りました。
つがいの間でもお互いに合図をし合っている様子。雨の日も風の日も餌を運び、雛を守る健気さに、すっかり胸を打たれています。

雛が巣立つまでもう数日くらいだと思います。
カラスやスズメや…自然界は厳しく天敵だらけだけれど、
どうかどうか、元気に生きていって欲しいと、今から祈るような想いです。

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