2017年3月20日月曜日

白河魔笛公演

白河魔笛、何とか無事に終了しました✨



終わってみて…

様々なハードルを乗り越えて、皆で支えあい創り上げた舞台だったと思います。

白河コミネス混声合唱団で参加されたメンバーの皆様は、抜粋された曲目ではありましたが、沢山の早口ドイツ語(!)と格闘し大変なご苦労をされて、本当に素晴らしくやり遂げて下さいました。

長いドイツ生活を終えて帰国したばかりの浦島太郎のような私は、合唱の指導を始めた頃、たびたびドイツ語が出てきそうになったりして飲み込んだり(どうやら、仕事モードになるとドイツ語のスイッチが入るらしく…)最初しばらく日本語が上手くいきませんでした。
正直、大勢を前に指導するのにも慣れていませんでした…。

私にとっても、合唱団はじめとし白河魔笛に関わった多くの方々にとっても「とにかく、やるっきゃない」という企画だったかも知れません。

私にとって、合唱の皆さんや童子役の白河中央中の女の子達が、いつも真剣に温かく受け止めて下さったこと、「魔笛」いう作品が自分にとっても親しみのある作品だったことが大きな大きな支えでした。

白河中央中から童子役を演じてくれた6人の皆さん、全員が出演できて本当に本当に良かった。普段から彼女達を中央中器楽部で指導し、魔笛の練習にも引率してくださった青木美和子先生のお力添えも大きな助けでした。彼女達の若々しい集中力にも美しく澄んだ歌声にもハッとさせられる魅力がありましたが、メキメキと上達する影には、青木先生にも練習に協力して頂いたり、自主練習等々の、多大な努力があったに違いありません。童子のシーンは、観客の方にもかなり好評だったようです。

稽古も後半に入り、歌手ソリストの皆さんと一緒に合わせた時の感動もまた大きかったです(私は稽古ピアノを高塚美奈子さんと分担していました)。日本で活躍されているオペラ歌手の方と一緒に組むのは初めてだったので、とても嬉しかったし、皆さん、歌も演技も素晴らしいなぁ…とドキドキしました(ちょっと残念だったのは、稽古の後皆さんはホテル組なので結局ゆっくり話す時間は殆ど無かったことでした)。

副指揮として来てくださった森田真喜さんの柔軟なご指導からも学ぶ事が沢山ありましたし(中学生にも大の人気者でした♪)、オーケストラ指揮の杉山洋一さんは全体を包み込むような温かなお人柄…、十文字さんや伊勢さんの演技指導もすごく印象的でした。

ソリストの皆さんまで一緒になって中学生達に一生懸命アドヴァイスしたりという練習場面も忘れられません。

ふくしま復興祈念オーケストラは、この魔笛の為にメンバーが一から集められたと聞きます。どのようなご苦労があった事でしょう。

その他、事務的な事、手続き、どれが欠けても大変だったでしょう。
如何に多くの方々が関わっていたかと思わずにはいられません。

公演を終えた時の皆さんの笑顔に胸が熱くなりました。

このような機会を授けて下さったコミネスの志賀野館長にも深く感謝致します。

皆さま、ありがとうございました。