2020年7月10日金曜日

鳥のさえずり。ホトトギスなど。

…ここのところ、何だかやたら眠くなったり、だるい日がある気がするのは、やっぱりこの湿気続きが原因だと思う。
寝つきも良くないし。

この時期、晴れれば、外の日射は痛いくらいの時もあるけれど、
逆に、曇っていて外は変に涼しいのに家の中はムーッとこもって暑かったりする時も結構疲れる。蚊も出てきたから、うっかりすると、どこかから入ってきて、家の中でも刺される。


そんな時でも、鳥のさえずり声はいつも、ひとときの癒しや爽やか感を運んできてくれる。

声を聞いてよく分かる鳥は
ウグイス、四十雀、ヒヨドリ、ホトトギス、雀…
といったところだけど、
中には、毎日よく聞いてお馴染みなのに、何の鳥か分からない声もある。


一昨日の夕方、ホトトギスの声に混じって、カナカナと聞こえてきた。
えっ、ヒグラシ?
今の時期からだったっけ?? (聞こえたと言ってもまだほんの少し)
そうか、これから少しずつ鳴き出して、もうしばらくすると大合唱になるのかな?
…とにかく、この一帯はヒグラシのオーケストラがスゴいのです。


ホトトギスという鳥は、不規則に朝・昼・夕に鳴くし、
深夜にも突然始まったと思ったら、それからずっと鳴いていたり、、
全く面白いというか、不思議な鳥だと思う。
元々目立つ声だと思うけれど、時々、
鳴いているうちにだんだんと気持ちが高まってくるのか、
まるで叫ぶように(?)聞こえる時もある。😲

万葉集にはホトトギスが登場する歌が150首以上もあると知り、驚いた。
そのうち、大伴家持の歌が60以上だというのだから、ホトトギスはかなりお気に入りだったのだろうな。

…そんな話を、万葉集が好きな母ともした。

母曰く、今のように電気もなかった頃(明かりと言えば、陽の光、夜は月光、蝋燭だけ)、暗がりの中に響くホトトギスの声はきっと特別だっただろうね、と。
…確かに。。

ホトトギスには幾つもの表記があるとのこと。
霍公鳥(万葉集)、不如帰、郭公…

そして、言い伝えで、ホトトギスは
「あの世への案内役をつとめる鳥」とか
「あの世とこの世を往き来する鳥」とか
言われてもいるそうな。。😳

南天の花


桔梗


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